#しっぽのお人形
ドイツ最古のドールカンパニー、シルトクロート（シルトクレート）社の女の子です。
先に出品したフランス・レイナル社の子とずっと並べて飾っていました。
どちらもフラーティアイでスリープアイ。
それなのに、醸し出す雰囲気はちょっと違います。
レイナルが明るく澄み切った可愛らしさだとしたら、シルトクロートはちょっと悩ましげで色っぽい。わたしはそんなふうに感じていました（写真15、16）。
シルトクロートの子が蠱惑的な理由は、どうやらその独特の目の開き具合によるようです。
スリープアイ機能は正常ですが、わずかに閉じ気味に開くよう設計されているのです。
そのため瞳に陰りが生まれて、どことなく儚げで妖しげな…。
このまなざし、歌舞伎役者さんで言うと菊之助さま。そして、若手ですと染五郎さま。
1950〜60年代くらいのビンテージドールで、素材はハードセルロイドか初期プラスティックと思われます。頭、身体、手足の6つのパーツがしっかりとゴムで繋いであり、ポーズも固定できます。
髪はウィッグ貼り付け。人毛のような化繊のような微妙な素材です。
日に当たった部分に少し色褪せがあります。
着ているものはレースのついた白いショーツとコットンワンピースがオリジナル。
素足でしたので、時代を合わせたヴィンテージレベルのソックスを探して履かせました。
出品の旅支度に、ねこちゃんの刺繍を施した布でエプロンと、水色のヘッドドレスを拵えて着せました。ブルーとホワイトでトータルコーディネートしてみました。
靴がお要り用でしたら、ただいま出品中の小さい方がサイズ的にはちょうどよいです。
ヴィンテージではなく現代物なので、別売りにしました。
もしもこの子と目が合ったらお迎えくださいませ。
身長　約40㌢
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